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胃がん検診:胃部エックス線検査

胃がん検診の方法として、有効であるとされている検査は「胃エックス線検査」で、胃の小さな病変を診断します。
胃がんは早期で見つかると9割以上が治ると期待されますが、進行した場合の予後は悪くなります。定期的な検診が重要です。

※注 胃集団検診用透視撮影台の限界荷重値の設定について

受診対象者

原則として検査基準を満たした、40歳以上の方。(妊娠中またはその可能性のある方は除きます)

検診方法

問診、胃部エックス線検査
(1) 問診は、現在の症状、既往歴、過去の検診の受診状況等を聴取します。
(2) FPD方式(デジタル)、Ⅰ.Ⅰ.方式(デジタル)で胃部8枚を撮影します。
(3) 使用薬剤はバリウム懸濁液(濃度190w/v%)130ccと発泡剤5gを使用します。
(4) 撮影方法は、日本消化器がん検診学会の方式に準拠します。
        

受診される方への注意事項

(1) 検診前日
食事は遅くても夜9時までに終えてください。
ただし、水に関しては検診開始2時間前まで補給してもかまいません。
(2) 検診当日
1) 朝起きてから検査終了まで、食事はせず、たばこも吸わないでください。
普段から血圧の薬、心臓の薬を服用されている方は、検査開始2時間前までに必ず服用してください。
2) 検診開始前に糖尿病の薬の服用やインスリンの投与は行わないでください。
3) 下着はボタン、金具、プラスチック等のつかないものを着用してください。上記のものがついていない無地のTシャツ、トレパン等であればそのまま検査を受けることが出来ます。
4) 血圧の高い方や体調不良等を訴える場合は、医師の判断によりバリウム検査を中止することがあります。その時は、日程の変更や医療機関で受診することをお勧めします。
(3) 植込み式除細動器(以降ICD)をご使用の場合は胃X線検査を受診できません。
  ICDは放射線を一定時間以上照射されることで、不整脈発生時に除細動がなされない誤作動を起こす危険性がある事がわかっています。
そのため、ICDをご使用の方はもちろん、ご自身がペースメーカーとICDの区別がつかない場合も胃X線検査の受診をお断りさせていただきます。
(4) 持続血糖測定器(CGM、FGM、リブレ)を装着したままでのX線検査全般は禁忌とされています。
測定器装着者は胸部エックス線検査を受診できませんが、ご自身で取り外した場合は検査可能です。
(5)  検査終了後
1. 胃がん検診(硫酸バリウム投与)後、消化管内にバリウムが留まることにより、まれに消化管穿孔(消化管に穴が開く)、腸閉塞(消化管にバリウムがつまる)が起こり、その結果としてバリウム腹膜炎などの重篤な転帰をたどることがありますので、検査後にできるだけ早くバリウムを排泄させる為、次の点に留意してください。
     
①受け取った下剤は直ぐにコップ2杯以上の水で服用ください。(下剤袋を参照)
②検査後は、なるべく早く食事(間食を含む)を摂るようにしてください。また、今日一日は出来るだけ多くの水分を摂るようにしてください。
③便意を感じなくても、定期的にトイレに行くように心がけてください。
④検査終了後4~5時間経過してもバリウム便(真っ白でない場合もあります)の排泄がない場合は、追加の下剤を服用してください。
⑤検査後、翌日まで(通常便に戻るまで)アルコール類の摂取は控えてください。
⑥検査後の数日間は排便の状況を確認していただき、バリウム便が排泄されない場合や、持続する便秘・腹痛などの症状が現れた場合には、直ちに医療機関を受診してください。
※バリウムが排泄されず長時間腸内に残っているとだんだん硬くなり、より排泄しにくくなります。

2. さらに、副作用として、まれにショックなどの重篤な過敏症(アレルギー症状)が発現することがありますので、下記のような症状が現れた場合は、すぐに医療機関を受診して適切な処置を受けてください。
症 状 じんましん、気分が悪い、顔色が青白くなる、手足が冷たくなる
喉がつまる、息苦しい、息がしにくい

(6) 検査基準


 
  
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